この冬の豪雪によるリンゴ園の被害があきらかになってきました。青森県平川市では、リンゴの木の2割以上が被害を受けている園地もあり、長尾忠行 市長が支援に乗り出す考えを示しました。

平川市の長尾忠行 市長は2日、広船地区にある外川清孝さんの園地を訪れ、この冬の豪雪による被害を確かめました。

この園地では、全体の2~3割程度のリンゴの木が被害を受け、約25本を伐採したということです。

平川市 長尾忠行 市長
「(被害が)これだけいったことはないな、いままで」

リンゴ農家 外川清孝さん
「(雪が)一気に70~80cm降った、降った日に折れている」

リンゴ農家 外川清孝さん
「元に戻すことはできないので、自分で前向きにやらなければいけない。なにをどうしていいのか、正直、まだつかめていない。これから少しずつ頑張るところと、お願いするところはでてくると思う」

長尾市長は、平川市のふるさと納税のうち、農業応援コースの寄付を被害農家の支援にあてるほか、枝折れなどをした木がこのあと病気にかからないように、塗布剤を購入する時の助成も行い、再生に向けてあと押しをするとしています。