有事の際に備え自衛隊などが訓練で利用できる「特定利用空港」に大分空港が新たに指定されました。

「特定利用空港」は民間での利用を基本としつつ、自衛隊や海上保安庁が平時から訓練などで航空機を利用するために協力体制を組む空港のことです。

自衛隊の統合演習(2023年9月・大分空港)

九州ではこれまでに那覇・鹿児島・熊本・長崎・宮崎・北九州・福江(長崎)・徳之島(鹿児島)の8つの空港が指定されています。

国は新たに大分空港を特定利用空港に指定。今年度19億円を投じて駐機場の拡大や、浸水対策などを行う予定です。

県の危機管理室は「県としては民生利用を優先して、県民の利用に支障がないようにしてもらいたい」と国に要望しています。

国は自衛隊の訓練について、年数回程度を想定しているということです。