漁師ら「いっぱいとれるから楽しいけど、お金にならない」

日本に来て30年あまり。フィリピン出身の漁師、濱田マリリン・カリアソンさんは
(漁師 濱田マリリンカリアソンさん:52歳)
「お金もそうだけど、やりたいだけ。おもしろいから。ぱぱぱ~ってきたらとるだけ。ことしはとれるけど(買い取り価格が)安い。(ことしは)1日で1000匹になることも。(去年は)100匹いかないくらいだった」

なんと、去年の10倍の捕獲量だという証言。このため、高値での取引が当たり前のシラスウナギですが去年2月の解禁時と比較するとことしの買い取り価格は15分の1になったと言います。
(漁師:67歳)
「いっぱいとれるから退屈ではないけど、お金にならない。(いわゆる)豊漁貧乏。今は1匹10円ほど。高い時は100円、200円くらいだった」

そして、日が暮れた午後6時半。漁が始まりました。暗闇の中で白く光る体長5センチほどのシラスウナギ。ライトで照らしながら次々と捕獲。
(漁師:53歳)「ことしは(とれる)ペースが早い。めちゃくちゃ来る」