アメリカ政府で国家安全保障問題を担当するウォルツ大統領補佐官や高官が、Gメールを使って公務に関する情報をやりとりしていたと報じられました。

ワシントンポスト紙は1日、ウォルツ大統領補佐官や国家安全保障会議の職員が公務に関するやりとりにGメールを使っていたと報じました。

実際に記者が確認したメールの内容などを元に報じたもので、ウォルツ補佐官の補佐役の高官は現在進行中の紛争に関する軍事拠点や兵器などの機微な情報を別の省庁の関係者とやりとりした際にGメールを使っていたということです。

また、ウォルツ補佐官のGメールには、自身のスケジュールや業務に関する資料が送信されていたと報じています。

ウォルツ補佐官をめぐっては、民間の通信アプリ「シグナル」のチャットグループでアメリカ軍の攻撃に関するやりとりをしていたことが大きな問題となったばかりで、情報管理のずさんさにさらに批判が高まりそうです。

トランプ大統領はかつて、クリントン元国務長官が私用メールを使って機密情報を含むメールをやり取りしていたことを厳しく批判していました。