17日北アルプス黒部峡谷で男性の遺体が発見されました。男性は水平歩道と呼ばれる断崖絶壁の登山道から転落したとみられています。

17日午前11時20分ごろ、北アルプス黒部峡谷の標高およそ920メートルの志合谷付近で、捜索中の山岳警備隊員が、水平歩道と呼ばれる断崖絶壁の登山道から30メートル下の谷筋に倒れている男性の遺体を発見しました。

死亡したのは熊本県に住む無職松野眞和さん(66)で、今月6日から13日までの予定で1人で富山県内で登山をしていたとみられています。死因は外傷性ショックでした。

警察によりますと松野さんは10月10日以降、家族との連絡がとれなくなったということで家族が警察に届け出を行い、富山県警山岳警備隊が周辺を捜索していました。17日に遺体を発見しましたが天候が悪化したため近づけず、19日に富山県の防災ヘリで収容しました。

警察は、松野さんが何らかの原因で水平歩道から転落したとみて詳しく調べています。