明日行われるプロ野球ドラフト会議。今年も多くの沖縄県出身選手が指名を待っています。

その中でも即戦力投手として高い評価を受けているのが沖縄大学、仲地礼亜。県内の大学からは、初めてとなるドラフト指名がかかっています。

沖縄大学 仲地礼亜投手
「私の挑戦、沖縄の大学からプロ野球選手が誕生するということを叶えられたら、沖縄の球児たちの夢をまた少しでも広げられるのではないかと思っています」

嘉手納高校時代には夏の県大会ベスト4。178cm、80kgの体格から繰り出される。最速151kmのストレートと6種類の変化球。元々は内気な性格の仲地でしたが、3年春に全国の舞台を経験したことでプロへの思いが具体的になりました。

沖縄大学 仲地礼亜投手
「(プロは)実力を試せる場。行って勝負してみたい」

沖縄大学 大城貴之監督
「入学当初から球速自体はありましたけども2年前の秋から予想を上回る成長を遂げてきました。そして昨年の春の全国大会での好投と繋がりました。すごく魅力のある変化球は投げていると思います」

沖縄大学のエースとして迎えた、最終学年の今年。全国の舞台にこそ届きませんでしたが、
体重を増やし、より強いボールを投げられるように進化。登板時には全国からスカウトが集るなど、その注目度も高まっています。

沖縄の大学からプロの道へ。新たな歴史を刻もうと、運命の1日を待ちます。

沖縄大学 仲地礼亜投手
「(ドラフトの日は)全然そこは考えられてないです。でも緊張するんじゃないかなと思っています。見ている人にああなりたいなって思ってもらえるような選手を目指していきたいです」



【追記】 
中日ドラゴンズは19日に行ったスカウト会議後に立浪監督が仲地投手を1位で指名することを明らかにしました。20日のドラフト会議では県内大学から初のドラフト指名からプロ選手が生まれる瞬間が期待されます。