大分県の宇佐神宮の創建1300年を記念して1日、能楽鑑賞会が開かれ、野村萬斎さんによる狂言が上演されました。

この鑑賞会は今年が宇佐神宮の御鎮座1300年にあたることから、記念事業の一つとして開催されました。

宇佐神宮の能楽殿では古くから祝いの場で演じられる演目「高砂」を能楽師の武田宗典さんが軽快な笛や太鼓の音色に合わせて舞を披露しました。

また、狂言「末広かり」では、野村萬斎さん演じる主人が使用人に末広を買ってくるよう命じますが、だまされて傘を買わされ機嫌を悪くします。しかし、使用人が傘を買う際に教えられた唄を歌うと機嫌が戻ります。

1日は6つの演目が披露され、詰めかけた観衆は、唄と囃子を織り交ぜた伝統の舞台に見入っていました。