東京電力の柏崎刈羽原発で1日午前、またも消防事案が発生しました。
外部への放射能の影響はないということです。

火災が起きたのは、柏崎刈羽原発の敷地内にある電源室です。
東京電力によりますと、1日午前10時45分ごろに、電源室の電源盤から火と煙が出ているのを社員が発見したということです。

社員が初期消火にあたり、消防がおよそ35分後に鎮火を確認。
当時、社員が3号機に設置された防災装置の定例試験を行っていましたが、弁が作動しなかったことから、500mほど離れた電源室の電源盤を確認したところ、火と煙が出ていたということです。
けが人はいませんでした。

その後、変圧器と周囲の配線が焼けているのがわかり、消防に火災であると判断されました。
現場は管理区域外で、東電では「外部への放射能の影響はない」としています。

柏崎刈羽原発では3月10日にも、再稼働を目指す6号機の原子炉建屋で制御盤室の変圧器が焦げて煙が上がり、消防が出動していました。