一方、今月11日からは日本に入国する人の水際対策が大幅に緩和され、海外からの観光客が徐々に増えつつあります。にぎわいを取り戻した太宰府天満宮の参道には、マスクを着けた外国人観光客の姿が見られました。

韓国からの観光客「室内だけマスクを着けています」
フランスからの観光客「マスクフリー!みんなワクチンを打ったからね」
オーストラリアからの観光客「外でマスク着けなくていいと言われていたけど、みんなが着けているから、あわせて着けています」
◆“マスク無し”先行のヨーロッパで第8波懸念
こうした中、ヨーロッパでは先月中旬ごろから新型コロナの新規感染者が再び増加傾向にあり、感染の第8波が懸念されています。第7波がようやく落ち着いた日本や韓国でも、ここ数日はやや増加に転じる気配が見られます。

ドイツでは今月から再び、長距離の鉄道やバスの中でマスクの着用を義務づけるなど、警戒を強める動きが出ています。日本政府も、海外から訪れる外国人に対しては、日本のルールを説明し、マスクの着用を促しているのが現状です。
飲食店の従業員「まだ日本の方がマスクしているので、周りを見習っている。外国人観光客に特にお声がけしなくてもマスクしていますね」
福岡県ではゆるやかに新型コロナの感染者が増加しています。秋が深まり、今後は新型コロナと症状の区別がつきにくいインフルエンザのシーズンとも重なってきます。
伊藤名誉院長「極端に全部外します!ではなく、用心を重ねながら少しマスクを外す機会をうかがう冬の過ごし方が大切」