きっかけはアンケートでした。従業員2200人あまりを対象に実今年9月に施したところ、隣や前の人との間にパーティションがある場合は「マスクが不要」「やや不要」と答えた人が合わせて6割近くに達しました。一方で、パーティションがない場合は逆で、「マスクが必要」「やや必要」と答えた人が7割を超えたということです。

◆「原則不要」とはいうものの・・・訪日外国人も“様子見”

岸田総理は「屋外では原則として不要です。屋内でも人との距離が確保できて会話をほどんど行わない場合は不要です」と明言しています。新型コロナの第7波が落ち着き、すでに屋外では、多くの場面で着用しなくて良いとされる中、屋内でもじわじわと「脱マスク」の動きが広がっています。

福岡県もこうした動きを踏まえ「国と同様の対応になる」と説明しています。北九州市立八幡病院の伊藤重彦名誉院長はマスクの着用を緩和できる要件の1つにワクチンの接種をあげます。

伊藤名誉院長「体力、免疫力がついている集団の中でマスクを外す機会は増やしてもいい。微熱がある、普段と違うと感じる方がその時に確実にマスクをする集団では、健常な方がマスクを外しても感染が広がる可能性は少ない」