竹工芸分野で人間国宝に認定された岐部笙芳さんらの作品を紹介する展示会が、大分県別府市で1日から始まりました。

この展示会は、竹工芸分野で人間国宝に認定された岐部笙芳さんと、秋の紫綬褒章を受章された河野祥篁氏の作品を紹介しようと開催されました。

岐部笙芳さんは、竹を細く割って束ね、たわませながら編むことでゆらぎを表現し、2重構造で奥行きを持たせた作品を手がけています。

河野祥篁さんは、ひし形のすき間を均一に編む「透網代」を得意とし、2022年には、日本伝統工芸展で最高賞となる総裁賞を受賞しました。

現在の県立竹工芸訓練センターの同期で、30年以上切磋琢磨する2人の作品展は、4月6日まで別府市竹細工伝統産業会館で開かれています。