「より便利に使える」両者の思いは同じも…
MOBIRY DAYSを開発・導入した、広島電鉄の担当者に聞きました。
広島電鉄 新乗車券システム推進部 大上明紀部長「(PASPYは)運用費用がすごく高額になる。もっと地元の利用客に便利に使ってもらえて、また、当社にとって維持しやすい仕組みがないかと検討し開発した」
地元住民にとって便利な独自施策を打ちやすいとMOBIRY DAYSをメインで導入しました。
広島電鉄は「利用客の意見を真摯に受け止め、サービスを改善できる点については、引き続き、検討を進めていきたい」としています。
一方、広島バスの担当者は、ICOCAをメインに導入した理由について、次のように話します。
広島バス 運輸部 平岡祐介次長
「PASPYと代わらない運用で同じようなサービスが提供できる。JR各駅との結節を考えれば、鉄道と共通で使えるICOCAの方が便利に使ってもらえるのではと判断した」
JRとの乗り継ぎ利用や、観光客の利用も踏まえた対応だとしました。

事業者によって判断がわかれたPASPYの後継システム。広島県民や観光客にもわかりやすい案内が求められています。