林官房長官は、きょう、南海トラフ巨大地震で死者が最大29万8000人に及ぶとされる新たな被害想定について「内容を真摯に受け止める」とし、建物の耐震化や早期避難の意識啓発の取り組みを加速させる考えを示しました。
30年以内に80%程度の確率で発生するとされている南海トラフ巨大地震について、専門家らによるワーキンググループはきょう、死者が最大29万8000人で、福島にも高い津波が到達するなどとする報告書を取りまとめ、公表しました。
この報告書について、林官房長官は、防災・減災、国土強靱化の対策が被害想定を低減させた一方で、地形データの高精度化による津波浸水面積の増加や建設分野での経費の高騰などが被害想定を増大させる要因となったと説明しました。
林官房長官
「今回の報告書の内容を真摯に受け止め、引き続き、建物の耐震化や津波避難ビルなどの防災施設の整備、そして、早期の避難に繋がる意識啓発、こうした取り組みを加速する」
林官房長官はこのように述べ、災害関連死への対策でも、避難所の生活環境向上や保育士などを迅速に派遣する体制の構築を加速させる考えを示しました。
注目の記事
「朝起き上がれない…」“なまけ” と誤解されやすい起立性調節障害 不登校の児童生徒の約4割が苦しむ 適切な理解と支援を

AB型とO型の両親からありえない血液型の子が? 全国に約1500人 四国に多い「cisAB型」とは

「焼け跡で拾った器に入れて運んで、死にそうな人に飲ませてあげた。自分も頂いた」 焼野原で配られた牛乳 ありがたい気持ち今も 80年越しの御礼 広島


世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る

「私の名をかたり 許しがたい」滝澤依子新潟県警本部長の『偽アカウント』を“投資関連”のLINEグループトークで確認

【画像閲覧注意】大量発生の“毛虫”『アメリカシロヒトリ』とは? 青森県八戸市の公園や学校に“うじゃうじゃ”と… 約3年周期で大量発生? 駆除業者は記録的猛暑など影響の可能性指摘「全滅は不可能に近い」
