3月31日で2024年度が終わり、4月1日から新年度がスタートしました。
この節目に電話で天気予報が聞けるサービス「177」が終了しました。
星野誠気象予報士:
「今から天気予報を聞くために、177番にかけてみます」
自動音声:
「2025年3月31日をもちまして、サービス終了となります」

「177」は、気象庁発表の翌日までの天気予報が電話で聞けるサービスで、70年前の1955年に始まりました。
当初は日本気象協会の職員が音声の吹き込みしていましたが、その後自動音声になっていました。
街の人は…
10代男性:
「(記者:177にかけるとあるものが聞けるんですけど)時間?(記者:時間は117なんですよ)」
10代男性:
「気象情報?」「そうなの?」(記者:はい、天気予報です)
50代女性:
「(Q:使ったことはありますか)あります。子供の頃、まだ黒電話の時代に」(Q:どんな時にかけました)遠足の前の日です」
60代男性:
「僕はウィンドサーフィン昔やってたから、風が明日吹くかとか、必ずこれで確認してた時代はあります、だいぶ前ですね」
70代女性:
「残念だけどスマホで見られるので大丈夫」
80代女性:
「今の時代、聞いている人いないんじゃないかと思いますけど、この私も聞かないんだから」
「177」の利用件数は、固定電話の回線数がピークだった1988年頃には、年間約3億件ありましたが、2023年度には556万件と大幅に減少。

天気予報がインターネットなどでいつでも確認できるようになったことから、NTT東日本は「177」は役割を終えたとしています。