忘れようにも忘れられない大会が…

武冨豊専任コーチは、天満屋女子陸上競技部が発足した1992年にヘッドコーチとして入社しました。その後、監督に就任。去年4月からは専任コーチとしてチームを率いてきました。山口衛里さんや坂本直子さん、前田穂南選手など、五輪に5人の女子マラソン日本代表を送り出すなど天満屋を西の名門に育て上げました。

(武冨豊専任コーチ)
「やる気を引き出すために海外での合宿だったりとか遠征とか、そういうことを当初からやって。とにかく世界に目を向けてチーム作りをしようと」

その中でも特に思い出深いという大会が…。

(武冨豊専任コーチ)
「山口選手(現監督)の時には、自分自身も五輪は初めて経験して。何もわからない中で、プレッシャーしかなかったのが一番の思い出ですかね。本人も緊張していたし、自分自身も緊張して、レースを迎えたので。忘れようにも忘れられない大会ですね」

30年あまり天満屋女子陸上競技部を支え続けてきた、武冨専任コーチがこれからのチームに願うことは。

(武冨豊専任コーチ)
「選手を本当にやる気にさせるような環境づくりだったり企画だったりをやれば、自然と結果は出てくると思うので。周りでサポートしながらがんばって、それに選手が甘えることなく、取り組んでくれるようなチームになってほしいなと思います。」