日本銀行福島支店は、3月の福島県内の景気について「足踏みしている」という判断を、5か月連続で据え置きました。

日銀福島支店が発表した3月の県内の金融経済概況によりますと、「個人消費」は、主要な小売業の販売額が前年を下回った一方、観光施設や宿泊施設の利用は緩やかに回復しています。また、「生産」は、一部の機械部品で増産の動きがみられる一方、自動車関連で弱めの動きが見られるとしています。このため、県内の景気について「足踏みしている」として、5か月連続で判断を据え置きました。

日銀福島支店は、先行きについて、「物価上昇の個人消費への影響や、海外経済の動向が生産に与える影響に注意していく必要がある」としています。