宮城県気仙沼市で30日、震災の復興支援として植えられた「熊谷桜」の接ぎ木の講習会が開かれ、市民が病害虫から守るための方法を学びました。

気仙沼市で開かれた講習会には30人が集まり、埼玉県熊谷市の市民グループのメンバーから「熊谷桜」の接ぎ木の仕方を教わりました。

気仙沼市にはおよそ800年前、武将・熊谷直実の子孫が移り住んだとされています。
この縁で熊谷市の市民グループが2014年から去年まで気仙沼市内に「熊谷桜」の苗木を1000本植樹する復興支援活動を行い古谷館八幡神社では花が咲き始めています。

参加した市民は接ぎ木することで病気や害虫の被害を受けにくくなり寒さにも強くなることを学んでいました。

参加した気仙沼市民:
「木と皮の中間を切っていくのが難しかった」

桜ファンクラブ 横田透 会長:
「熊谷桜」が気仙沼から日本中に発信出来る街になって欲しい」

市民グループは今後も講習会を開いて「熊谷桜」を守り気仙沼市民との交流を深めていきたいと話していました。