富山県黒部市で行方不明者届が出されていた子ども2人を22歳保育士の女性が保護しました。最初はとまどったといいますが、子どもが巻き込まれる事件や事故が頭をよぎり…。
保育士 松木あすかさん:「ここら辺で声をかけました」

富山県黒部市の保育士、松木あすかさん22歳。松木さんは10月6日午後8時すぎ、仕事を終え車で帰宅する途中、歩道を行く小学生らしき男の子と女の子を見かけました。
見かけた場所は、市街地から郊外に向かう寂しい県道。田園地帯の中にあり、北陸自動車道の黒部インターがあるほか目立った集落もありません。

松木さん:「最初あの信号のもっとあっち側で、『小さい影が2つあるな』とは思ったんですけど、1回通り過ぎたけど気になって戻って…。周りに人がいなかったのと、午後8時くらいで暗かったのでおかしいなと思って」

街灯が少ない割に行き交う車が多く、小さな子どもが事故に遭ってもおかしくない時間帯です。

警察によりますと、午後5時半ごろ、9歳の男の子と8歳の女の子が『2人で外に遊びに行く』と言って外出したまま、どこにも姿がないとして家族から行方不明者届が出されていました。

子どもたちが外出して2時間半、時刻は午後8時すぎ…。
