利府町で展示されていた蒸気機関車の動輪が「交流電化発祥の地」として知られる仙台市の作並地区に設置され30日、お披露目されました。

青葉区作並では仙台市長や利府町長などが出席してセレモニーが行われ動輪がお披露目されました。動輪は蒸気機関車の一部で直径およそ1.5メートル、重さは1.5トンほどあります。以前は利府町で車両ごと展示されていましたが2022年に老朽化のため車両が解体されて仙台市に動輪が譲渡されていました。

仙台市観光課・日下和彦課長「国内外から多くの観光客に来ていただいて温泉を楽しんでいただきながら鉄道資産である動輪をぜひご覧いただければ」

動輪が設置された作並は1957年に日本で初めて交流電化による列車の営業運転が始まったことから「交流電化発祥の地」として知られていて、30日は記念イベントも開かれ訪れた人たちが楽しんでいました。