最高裁判事に新たに就任した弁護士出身の高須順一氏(65)がきょう記者会見を開き、「司法の役割を十分に果たすため、全力を尽くしたい」と抱負を語りました。

東京都出身の高須氏は、法政大学を卒業後の1988年に弁護士登録。法務大臣の諮問機関「法制審議会」の民法部会の幹事や日本弁護士連合会の司法制度調査会委員長などを歴任し、法政大学大学院法務研究科の教授を務めました。

記者会見で「司法の課題は何か」と問われた高須氏はデジタル化を挙げ、「AIが、司法の世界でも一定の役割を担うことが現実になっている。社会の急速な変化に司法も対応する必要があると思う」と話しました。

趣味は「万年筆集め」で、新しい仕事を始める前に「この万年筆で仕事をしよう」と購入を続け、コレクションは70本から80本に上ると明かしました。