止まらないコメの価格高騰。農林水産省によると、3月10日~16日に全国のスーパーで販売されたコメ5kgあたりの平均価格は前の週より95円高い4172円で、11週連続の値上がりとなりました。こうした中、農水省は26日、備蓄米の2回目の入札を始めていて、今回は7万tが対象。1回目に放出した備蓄米14万tの流通は始まっているとみられています。

 JA全農は、スーパーなどに備蓄米をブレンドしたコメが本格的に並ぶのは4月以降になるとの見通しを示しましたが、気になる価格は?通常のコメは安くなるのか?日本米穀商連合会の相川英一専務らへの取材を含めてまとめました。

11週連続値上がりが続くコメの価格

 農林水産省の資料によりますと、3月10日~16日のスーパーでのコメ5kgあたりの平均価格は4172円。11週連続で値上がりしていて、去年3月と比べると約2倍となっています。
2.jpg
 政府が放出した「備蓄米」。初回の入札は14.2万トンで、その9割以上をJA全農が落札しました。スーパーなどに本格的に並ぶのは4月以降とみられていて、早ければ来週以降に並ぶのではないかということです。また、3月26日には2回目の入札(7万トン)を開始しました。落札業者への引き渡しは4月中旬を予定しているということです。