春を通り越して夏の陽気となった27日、人気の観光地、長野県山ノ内町の温泉に浸かるサルたちも、いつもと違った姿を見せてくれました。

雪解けが進んだ山ノ内町の地獄谷野猿公苑。

冬は温泉に浸かるサルたちが「スノーモンキー」と呼ばれて人気で、多くの外国人観光客が訪れます。

ニュージーランドから:
「美しい!素晴らしい!」

春休みということもあり、国内から旅行で訪れた人も。

卒業旅行で訪れた学生:
「いっぱいサルがいてサルと一緒に写真が撮れてうれしかったです」

神奈川から:
「あんなにちっちゃくてかわいいと思っていなかった」

神奈川から:
「外国の方がこんなに来ているっていうのがびっくりです」

公苑には、今年度、過去最多だった2023年度の25万7000人を超える観光客が訪れていると言います。

カナダから:
「とってもかわいい」
「サルを見れるとても特別な機会」

雪解けが進む中で、まだ温泉に浸かるサルが見られると期待していた人もいましたが・・・。

この日は温泉の中にサルはいません。

地獄谷野猿公苑 萩原敏夫(はぎわら・としお)社長:
「季節としてはだいぶ暖かくなってきたので、サルたちも温泉に是が非でも入らなければならないという気候ではなくなってきた」

冬場のサルたちが温泉に浸かるのは体温を保つため。

暖かくなれば積極的に入らなくなります。

一方で、この時期だけ見られるのが・・・

子ザルが温泉内でじゃれ合う姿です。


冬は温泉内で、子ザルがはしゃぐように動き回ると大人のサルから怒られるということですが、この時期なら泳いでもOK!

地獄谷野猿公苑 萩原敏夫社長:
「本格的な春を迎えて活発になる時期ですので、小さい子ザルなんかはコロコロ遊びまわったり、そういったところを観察してもらえれば」

4月末ごろからは出産シーズンとなり、赤ちゃんを見ることも出来るようになります。