私たちの日常生活では、さまざまな分野で人工知能・AIの活用が広まっています。

山口県岩国市の酒蔵で、購入者の好みに合わせて最適な酒を提案する「ソムリエAI」を導入しました。



「五橋」のブランドで知られる岩国市の酒井酒造です。

商品を選ぶとき商品名だけだと味が分かりませんが、どんな味わいが好みなのか酒でどんな気分を味わいたいのか、最適な酒を選ぶことができるシステムです。



例えば気分で選びたいときは「気分」をタップ。

すると日本酒でどんな気分になりたいかと問いかけてきます。

さらに具体的に気分をことばにしたイメージが表示されます。

その中から今の自分にぴったりなものを選ぶとそれにマッチした商品が提案されるというわけです。

酒の風味や味の印象も形容詞や情景、似ている味などのことばで表現されるため、試飲せずに味わいを知ることができます。

贈答品を選ぶときにも相手のイメージに合わせて、AIがマッチングしてくれます。



このAIを開発した会社に酒井酒造の酒を送り、ソムリエが味を確かめて言語化しているということです。



酒井酒造 酒井秀希 社長
「この蔵に買い物に来られたお客様がちょっと遊び感覚で、うちの人間が説明するのもあるんですけどね、それ以外にゲーム感覚的にチョイスしてもらえれば、ちょっとは楽しめるかなというふうに思います」



日本酒の初心者だけでなく、愛好家にとっても新たな味との出会いが楽しめそうです。