熊本市の男子中学生がマンションから転落した事案が「いじめ重大事態」に認定され、熊本市教育委員会は3月27日、第三者委員会の初会合を開きました。
熊本市によりますと、市内に住む中学3年生の男子生徒は2024年9月、福岡市内のマンションの10階から転落し重傷を負いました。
その直後に、生徒の保護者から「いじめを受けた可能性がある」と訴えがあったため、市教委はいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と判断し、第三者委員会の設置を決定。
27日の初会合には、弁護士や医師など4人の委員が集まりました。

熊本大学大学院教授 八ッ塚一郎委員長「どのような訴えなのか、何が起こったのかを明らかにするに尽きる」
委員会は期限を設けず、慎重に調査を進める方針です。
学校が事故後に行った生徒などへのアンケート調査ではいじめをうかがわせる内容が複数あったということで、第三者委員会は再発防止策も検討することにしています。














