震災の津波で流失したボートを保管する倉庫=艇庫が宮城県気仙沼市内に新たに整備されました。地元の高校生がヨット部の活動や海洋実習で使います。
気仙沼市松岩漁港に整備されたのは、気仙沼向洋高校の艇庫です。27日に行われた式典には、教職員や生徒ら60人が出席して完成を祝いました。

艇庫は、ボートを保管する倉庫のことで前の施設は、東日本大震災の津波で流失していました。新しい施設の延床面積は、370平方メートル。建設費用は1億8000万円です。
気仙沼向洋高校2年 白川宗太郎さん:
「気仙沼向洋高校海洋類型は、船や海に関する勉強が多いのでこの艇庫が完成してより実習がはかどる」

気仙沼向洋高校2年(ヨット部部長)千葉ひなさん:
「雨風がしのげるヨットを入れさせてもらえるので大きな艇庫を活用して技術を磨き頑張りたい」
新年度から使用が始まり、生徒たちの海洋実習やヨット部の活動で拠点の施設となります。