広島・東広島市に今月、新たに「ゆめモール西条」がオープンします。東広島といえば、若い世代の多いエリアでもあり、イズミが、地元・広島で初めて展開する「モール型ショッピングセンター」でもあります。どうやってターゲットをつかもうとしているのか、野菜・日本酒など「西条」ならではのこだわりの商品を準備する様子に密着しました。


東広島市八本松町にある農園です。先月下旬に視察に訪れたのは、オープンを控えたゆめマート西条の石元 克典 店長をはじめ青果を担当するスタッフです。


とれたての白ネギを食べてみます。


ゆめマート西条 石元 克典 店長
「ああ、本当だ。柔らかいし、甘みがある。うん、おいしい」


各地の生産者を訪ねて回っています。ゆめマート西条では、土日限定で生産者が直接、野菜を販売する朝市を設けることにしていて、そこに出店してもらうためです。


店のできる東広島市周辺では、さまざまな農産物が生産されています。


メインターゲットにしている子育て世代に向けて、立地を生かした新鮮で安全安心な野菜をPRしようというねらいがあります。


石元 克典 店長
「本当にゆめモール西条のお客さんが若い子どもを持たれているお母さんがターゲット。子どもが安心して食べられるお野菜を作っているというのは、すごくマッチしているなと」

東広島市 安芸津町のレモン園です。


石元 克典 店長
「入ってもいいですか」


石元店長もレモン畑に入っていきます。収穫時期を判断するのには、こちらを使うそうです。


甲斐農園 甲斐 直樹さん
「このリングを使ってレモンに合わせてみます。そしたら、このリングを通り抜けないってことは、50ミリ以上に成育したレモンになっている」

石元店長は、もともと青果コーナーを長く担当していました。


ゆめマート西条 石元 克典 店長
「それじゃあ、もう収穫の段階でサイズはある程度、確定しているような感じ?

甲斐農園 甲斐 直樹さん
「ある程度の基準以上のものを選んで収穫しているような感じ」


視察で心がけるのは、「生産者との対話」です。


石元 克典 店長
「やっぱり楽しいですね。一緒に行って、自分が販売するものを農家さんと話をして、商品企画を作っていくのは。自分もおもしろいし、農家さんのこだわりや苦労も聞きながら大事に売らないといけないなという使命も生まれますし」