26日の福島県内は、中通りと浜通りに一時暴風警報が発表され、風の強い1日になりました。瞬間最大風速は、白河で32.6メートル、また、郡山では32.1メートルと観測史上最大を記録しました。
午前9時すぎ、東北道上り線の安達太良サービスエリア付近でトラックが横転しました。けが人は、いませんでしたが、強風にあおられたものとみられています。

阿部正輝記者「現在もときより強い風が吹く福島市です。風で飛ばされてきた非常に大きなトタン屋根が、付近の住宅に影響を及ぼしています」
福島市では、住宅のトタン屋根が50メートルほど飛ばされ、別の住宅に衝突。屋根は、ロープで固定されていますが、風にあおられ、大きく揺れています。

交通機関にも影響が…。
鈴木夕里菜アナウンサー「周りの音が聞こえなくなるほどの強風が吹いています。飯坂電車の架線に引っかかったパンタグラフの回収作業が今行われています」
福島交通飯坂線では、強風にあおられたパンタグラフが架線に絡まり、落下。この影響で飯坂線は、終日運転を見合わせました。また、東北新幹線は強風の影響で午前10時半ごろから東京と盛岡の間の上下線で運転を見合わせていて、午後6時ごろ運転再開を見込んでいます。

このほか、消防などによりますと、郡山市では70代の女性が風で転んで足の骨を折る大けがをするなど、県内では風による事故が午後4時までに18件確認されているということです。
暴風警報は、注意報に切り替えられましたが、気象台は引き続き強風に注意を呼び掛けています。














