富山県は2038年度までに県立高校を20~22校程度に減らす基本方針案を示しました。

県立高校再編などについて話し合う県の総合教育会議が26日に開かれ、県立高校を2038年度までに20~22校程度に再編するとした県の基本方針案がおおむね了承されました。
現在34校ある全日制高校の約4割を減らすことになります。
2023年度に生まれた子どもが中学を卒業する2038年度は、県立高校の募集定員が4200人程度となる見込みです。

方針案では2038年度以降の存続も見通した拠点校として、1学年320人以上の「大規模校」2校を県東部・県西部それぞれに設置するとしたほか、1学年121~320人未満の「中規模校」を15校程度、1学年120人以下の「小規模校」を4校程度設置することにしています。
県は3月中に基本方針を公開する予定で、新年度には検討会議を設置し、大規模校の学科構成や場所などについて検討を進める予定です。