昨年度の富山県内の児童虐待に関する相談件数が1054件と前の年度よりも190件増えたことが、県のまとめでわかりました。

県によりますと、昨年度の県内の児童相談所での児童虐待に関する相談件数は1054件と、前の年度より190件増加しました。

相談の種類別にみると、「心理的虐待」が715件と最も多く全体の7割弱を占め、次いで「身体的虐待」が174件、「ネグレクト」が153件などとなっています。

主な虐待者の内訳は「実母」が535件で最も多く次いで「実父」が444件、「実父以外の父親」が59件などとなっています。

県は児童虐待に関する相談は、依然として高い水準だとして、市町村や警察など関係機関との連携を強化し、児童虐待の早期発見、早期対応につなげたいとしています。