青森県内では厄介者の“春の使者”「黄砂」が26日にかけて飛来しそうです。気象台は、交通障害が発生する恐れがあるとして注意を呼びかけています。

午前11時半ごろの大阪。
黄砂で山の稜線がかすんで見えます。水平方向で見通せる距離=「視程」は、大阪市内で午前9時に8kmになるなど見通しが悪くなりました。

「黄砂」は、中国大陸で巻き上げられた土や鉱物の粒子が偏西風で運ばれてくる現象で、県内にはこのあと飛来する見込みです。

シミュレーションでは、25日夜~26日午前にかけて濃い部分が広がっています。

気象台は視程が10km未満、所によっては5km未満の見込みとしていて、交通障害に注意を呼びかけています。

また、外に干した洗濯物に黄砂が付着するほか、花粉症の人は症状が悪化するおそれもあるためマスクを着用するなどの対策も必要です。