東京電力福島第一原発の敷地内に初めて建設が計画されている燃料デブリの分析などを行う施設について、福島県と、2つの町が事前に了解することを伝えました。
福島第一原発では、事故で発生した放射性物質や燃料デブリの性質などを分析・研究する施設の建設が計画されていて、東京電力が、県と、立地する大熊町と双葉町に事前の了解を求めていました。
県は25日、これまでの廃炉安全監視協議会などでの検討結果を踏まえ、東京電力に事前に了解することを伝えました。
県は、放射性物質を外部に漏えいしないようにすることや、作業員の被ばく・汚染防止の対策、燃料デブリを含む放射性廃棄物の県外処分に向けて取り組みを確実に進めることなどを求めました。
大熊町と双葉町も25日、事前了解を伝え、東京電力は早ければ3月中にも建設工事を始め、2027年3月までの完成を目指すということです。
