盗撮で懲戒処分を受けた元長野県職員の男性のスマートフォンなどに、少なくとも1000以上の盗撮データが残っていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

盗撮の疑いで、書類送検されたのは、松本地域振興局に勤務していた60歳の元部長級職員の男性です。

捜査関係者によりますと、男性は24年5月ごろ、中信地方の宿泊施設で開かれた会食で、女性従業員のスカートの中をスマートフォンで盗撮した疑いです。

男性のスマートフォンなどには、少なくとも1000以上の盗撮データが残っていたということで、警察は、余罪を調べています。

男性は、県の聞き取りに対し、少なくとも2011年から盗撮を繰り返していたことを認めています。

3月17日に停職6か月の懲戒処分を受け、24日までに退職したということです。

県は、刑事処分の結果を踏まえて、退職金の支給について判断するとしています。