長野市中心部と中山間地域を結ぶ5つのバス路線の廃止についてアルピコ交通は、代替の交通手段などの検討状況によっては9月末を予定している廃止時期を延期する可能性があることを明らかにしました。
24日に県の公共交通活性化協議会が開かれ、鉄道やバス会社の代表や自治体関係者などが参加しました。

長野市と周辺地域を結ぶ路線バスを巡っては、アルピコ交通が5路線を、長電バスが1路線を9月末で廃止すると発表しています。
この日の会議でアルピコ交通の小林史成(ふみしげ)社長は、国交省への廃止届は今年度中に提出するものの、取り下げや時期の延期は可能と説明し、長野市など関係自治体と代替の交通手段などを検討していると述べました。
会議では市町村をまたぎ地域の拠点を結ぶバス路線を対象に、運行経費の2分の1を走行距離に応じて支援するという県の新たな支援策も示されました。