宮崎空港のからくり時計で神楽に興味を持った若き担い手
船引神楽の伝統を守り続けている若き担い手の一人が岡 新之介さんです。

宮崎市出身で、國學院大學神道文化学部に通う岡さん。大学では、神職の作法などを学んでいます。
岡さんが神楽に惹かれたきっかけとなったのは、宮崎県民におなじみの施設、宮崎空港のからくり時計。


3歳の時に見た宮崎空港のからくり時計で神楽に興味を持った岡さんは、その後、小学1年生の時に、船引神楽保存会に入門。
16年間にわたり、県内各地のイベントでも神楽を奉納してきました。
(記者)
「神楽は楽しいですか?」
(船引神楽保存会 岡 新之介さん)
「楽しいのレベルを超して、神楽は私の人生の一部」

神楽を生活の一部と話す岡さん。しかし、ある懸念があります。
(船引神楽保存会 岡 新之介さん)
「本当に舞手がいない。5年後、10年後、20年後したら、いまの舞手もいなくなることもあるし、船引地区のみなさんも若い人もいなくなって」

こうした危機感から岡さんが始めたのがSNSでの情報発信。日々の活動の様子を投稿し、神楽の魅力を伝え続けています。
