神楽のユネスコ無形文化遺産登録に向けて各県の知事が協力していく「知事連合」が発足しましたが、神楽の継承について考えます。
担い手不足という課題を抱える中、若い世代の参加やSNSでの発信などの取り組みが進められています。
宮崎市清武町の「船引神楽」を取材しました。
優雅、勇壮、ユーモラス
宮崎市清武町にある船引(ふなひき)神社。
ここで江戸時代中期から受け継がれてきたのが、船引神楽です。

県の無形民俗文化財に指定されている船引神楽。3月20日、今年の神楽が奉納されました。

(船引神社 田代敏徳宮司)
「船引神楽は先人たちが残してくれた、ほかのところにはない独特の神楽だと思います」
現在、船引神楽保存会に所属しているのは小学2年生から70代までの23人。
「五穀豊穣」と「子孫繁栄」を祈願して、30番におよぶ演目を次々に披露しました。

優雅な舞や勇壮な舞、そして、ユーモラスな舞が船引神楽の特徴です。

この日は地元の小学生も飛び入りで神楽に挑戦しました。
(飛び入り参加の小学生)
「楽しそうに舞っていたから、舞ってみたいと思った」

「ふつうのダンスとは違って、一個ずつ丁寧さがあって楽しかった」