ただ、全くのゼロから電車を設計することは出来ず、JR四国が開発した単行電車の図面を元に製作。

JR西日本の電車が2両に分けて積んでいた電気部品を1両の床下に苦心して配置することで、完成することが出来ました。

その際、ワンマン運転の一畑電車に合わせて車体中央にあった扉を廃止したり、前照灯やパンタグラフなどを最新型に変更したりしています。

後藤工業 大木慎一郎社長
「両数としてはそんなに多くはないものの、地元に近い鉄道事業者さんと一緒に車を造らせて頂くということは、要望に対してきめ細やかにおお応えできるかなという所で、地元の私どもとしてもすごく価値があるかなと。」

7000系が10年近く安定して運行を続けていることで、新たな車両メーカーとしての評価も定着。
製造5両目で形式名も変わったこの8000系をベースに、ほかの地方私鉄に向けて車両を製造、販売出来る可能性が出て来たようにも思えます。