報道の翌日事故を公表
西鉄はこれまで事故について公表していなかったが、RKBが報道した翌日の定例会見で公表し、林田浩一社長が謝罪した。

西鉄 林田浩一社長
「当社路線バスに乗車されようとしたお客様の手を挟んだままバスが発車し、お客様が車道上で転倒し負傷する事故が発生しました。お怪我をされたお客様にはこころよりお詫び申し上げますとともに、ご利用のお客様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした。」
西鉄によると、運転士は当時、聞き取りに対して「全く気がつかなかった」「車内のお客様から『あっ』という声が上がっていたが車内に事情があったのではないかということで車内の確認はしたが車内での異常はないと判断してそのまま運行を続けた」などと話しているという。
運転士が事故に気づいたのは、終点まで運行して管理者から連絡を受けた時で、その後現場に戻った。
西鉄によると当時、運転手がミラーでの安全確認を怠っていたということで、安全確認の徹底を周知するなど、再発防止に努めるとしている。
社長「公表すべきだった。私の判断の誤り」
西鉄 林田浩一社長
「当初は関係者のご意向等を鑑み公表を控えていましたが、今回は事故の重大性を鑑み、事故概要を公表すべきだったと深く反省しているところであります私の判断の誤りだったというふうに思っております」
被害男性「二度と事故を起こさないでほしい」
事故にあった男性は、2か月たった今も入院生活を余儀なくされている。
交通事故に遭った男性(64)
「多分、長時間の立ち仕事は一生できない体になってるんだろうね。そういう意味では働くということに関してはハンディというのは付きまとうと思う。確認を徹底し二度と事故が起こらなければいいのかなと思います」














