長野県庁周辺の整備事業の基本方針が固まり、21日に開かれた県の部局長会議に報告されました。
あわせて、県産品などをPRするマルシェなどを開くことができるスペースなどを盛り込んだ新たなイメージ図も公表されました。


県庁周辺の整備事業は、現在は県庁の上層階にある県警本部の独立庁舎の建設などを中心として、県庁北側の長野地方裁判所や合同庁舎などを含む周辺のエリアを一体的に整備するもので、有識者会議での議論や、県民からの意見を踏まえて、整備方針が固められ、21日の部局長会議に示されました。


「風格と潤いを感じられる県政拠点の構築」を目標に据え、「集約・再編による県政機能の強化」、「官庁集積地に相応しいみどりや景観の創出」、「多様なニーズに応じた働き方の実現」、「施設整備に伴う環境への配慮の取組」を、必要な4つの視点として、それぞれの視点ごとに取り組みの方針などを示しました。

あわせて、県庁前広場のイメージ図も、最新のものが公表されました。


現在、県庁前の道路に沿って造られている石垣は、有識者会議で、入り口が分かりにくいとの指摘を受けたことから撤去され、周辺の住民らが善光寺用水沿いを散策できる作りになっています。

また、最新のイメージ図では、県民からの意見や県議会で議論を踏まえて、人が集う部分を設けるとして、県産品などをPRするマルシェなどのイベントを開くことができるスペースが加えられました。

県では、この整備方針を基に、県警本部の新しい庁舎の規模などを盛り込んだ基本計画を作ることにしています。