「危険運転致死罪」適用を求めて活動始める

事故を起こした男性は、康介さんらに対し、居酒屋を2軒はしごして酒を飲み、代行がつかまらなかったため車を運転したと説明しました。

事故から3か月後、県警は、運転手の男性を「過失運転致死」の容疑で書類送検しました。

井野さんの長男 中田康介さん
「過失なのか?ということですよね。これだけ悲惨なことを起こしておいて。そんな罪では、許されないというふうに思います」

康介さんの妹 広瀬すみれさん
「過失なわけがない。わざと飲酒をしてわざと車に乗って、というところを、『不注意』とされることが到底納得できない。危険運転致死である」

「過失運転致死罪」は、注意を怠った運転を処罰するもので、懲役は最大で7年。一方で「危険運転致死罪」は、故意に危険な運転をして人を死傷させた場合に処罰するもので、懲役は最大20年。大きな差があります。

康介さんは「危険運転致死罪」の適用を求め、活動をはじめました。