新潟県内で『百日せき』への感染が増加しています。3月16日までの1週間に届け出のあった感染者の数は70人と増えていて、新潟県は手洗い、うがい、せきエチケットなどの基本的な感染対策を心掛けるよう呼び掛けています。
激しいせきが長期間続くことから名づけられた『百日せき』。
新潟県によりますと、今年届け出のあった感染者の数は3月21日時点で221人となっていて、去年1年間の127人をすでに100人近く上回っています。16日までの1週間で70人の感染者が報告されていて、前週の45人から増加しています。
『百日せき』は乳幼児が感染すると、最悪死亡するケースもある病気です。乳幼児期にワクチン接種をしていて、このワクチンの免疫効果が4年から12年で弱まることから、30代や40代など過去にワクチンを接種していたとしても感染する可能性があるということです。
感染者のせきやくしゃみなどのしぶき=飛沫から感染するということで、県は感染予防のため、手洗いやうがい、せきエチケットを心掛けてほしいとしています。