増える墓じまい…与える影響は?
きょうは静岡県内からおよそ1時間半かけて墓石を持ち込んだという石材業の男性がいました。依頼を受けて半年に1回ほど運んでいるそうです。
(横村石材店 横村達也さん)
「墓じまいした墓石をここに納めに来た。15基くらい(を預ける)」
「(Q:去年、おととしと比べて?)倍以上増えている」

横村さんは「樹木葬なども増え、お墓の需要が減っていると感じていて、石材店としては複雑な気持ち」だと話します。
厚生労働省の調査では2023年度の墓じまいの数は全国で実に16万件以上。この10年ではほぼ倍に増えています。

(妙楽寺 鈴木政彦 住職)「(預けられる暮石は)今後増えていく。他のお寺あるいは(預かってもらえる)場所ができていくのが理想」
さらに、こんな事実も…
(妙楽寺 鈴木政彦 住職)「交通安全観音。寺じまいした(お寺のもの)。お寺の維持ができなくなったということで妙楽寺で預かった」

墓だけでなく寺の維持が出来ず「寺じまい」する件数も増えていて、こうした「お墓の墓場」の必要性は今後も変わらないと見られます。
