「起立多数であります。よって議案第375号は原案の通り可決しました」

すでに労使間で合意がなされている事や、財源確保のための苦渋の決断として、職員、幹部共に給与カットする案を可決しました。

傍聴していた市民は
「私たちは決してそんなに立派な庁舎を求めているわけではないんですよ。若い人が(給料カットを受けて)大田市の職員に応募しなくなるっていうのは本当に致命的ですよね。本当に不安に思います」

給与カットに反対していた和田章一郎市議

「本当に残念ですね。今回の負のイメージが全国にさらされたわけですから。明日の大田市がどのように展望するのかというのが1番ですから」

大田市 楫野弘和市長
「最終的な規模、建設面積、構造についても、なるべく安い物にしていこうと、今検討してますので、そういったものが明らかになった段階で、またしっかり議会の方にも市民にも説明してご理解をたまわりたい」

全国的にも稀な、庁舎建設ための職員給与カットという身を切る決断を行った大田市。
とはいえ、大きく膨らんだ建設費の手当てはまだまだこれからで苦難の道が続きそうです。