「家を建てたい」という需要減

愛知県の住宅地は全体で2.3%プラスとなりましたが、他にも“ある変化”が…。

(不動産鑑定士 松原孝文さん)
「土地の値段が上がってきて、建築費も上昇してくると、物件価格はかなり上がることになる。そうすると手が出ない」

住宅地の上昇率は去年の2.8%に対して、ことしは2.3%と上昇幅が縮小していて、建築費の高騰で「家を建てたい」という需要が減ったことが、上昇率を押し下げたということです。

こうした中…。

(ナナハピ 兵藤大祐 会長)
「断熱性能がすごく高いので、リビングと玄関の間の扉がなくても暖かい造りになっている」

刈谷市に今月22日、1年限定でオープンする住宅展示場。より多くの人に戸建て住宅の魅力を伝えたいと、本来ライバル関係の地元の7つの工務店が協力してつくられました。

(ナナハピ 兵藤大祐 会長)
「ライバル関係の7社だが、住宅価格も金利も上がる中で、手を組んで新たな魅力を届けたい」

展示されている7つのモデルハウスは実は土地代込みで5000万円台で販売されていて、1年後にここに住むことができます。こうした取り組みを大都市近郊で行うのは全国初だということです。

(ナナハピ 兵藤大祐 会長)
「夢のマイホームが夢になっている人もいて。家族が幸せに住もうと思うと、賃貸住宅でもお金はおさえられるが、幸せは持ち家を持つとあがるので、皆さんに幸せになっていただきたい」