青森県立中央病院と青森市民病院を統合してできる新たな病院について、整備候補地周辺の住民と意見を交わす「広聴会」に青森県の宮下宗一郎知事と青森市の西秀記市長が、初めて2人そろって出席しました。

17日の「広聴会」には、宮下知事と西市長、それに整備候補地の「県営スケート場周辺」の住民約90人が出席しました。

会では、渋滞や騒音などへの懸念、別の場所への整備など住民から事前に集めた意見に対し、宮下知事と西市長が答えました。

このうち、ドクターヘリの音は生活に支障がでない程度であることや、建物でできる日陰の範囲が、これまでと大きく変わらないことなどがデータで示されました。

青森県 宮下宗一郎 知事
「(職員が)今まで口頭で説明していたことを、私たちの気持ちを含めながら伝えられたことには意味がある」

浜田青葉台町会 菊池博英 会長
「専門的な説明をしていただきました。あれは非常にわかりやすく良かった。ただやはり、最初のボタンの掛け違いというか、まだ簡単に『はい そうですか』という訳にはいかないということは感じた」

県と市は今年度中の基本計画の策定を目指し、策定後も住民への説明を続けるとしています。