静岡市の静岡英和学院大学の中に「地域子育て支援センター」がオープンしました。大学のキャンパスに設置するのは静岡県内で初めての試みで、新たな子育て支援の拠点となりそうです。
3月17日にオープンしたのは、親子で遊びながら子育ての相談などができる「地域子育て支援センター」です。オープンした場所は静岡市駿河区の静岡英和学院大学のキャンパスの1階で、大学内への設置は県内初の試みです。
17日は、学生による手遊びや読み聞かせなども行われました。大学には、保育士や幼稚園教諭の資格を取得できるカリキュラムがあり、学生たちの実践的な学びにもつながります。
<学生>
「学校にこういう場所があるというのは、自分たちにとって実習だったり、今後、園に出て仕事をさせていただく上でとても心強い」
利用する親子にとっても学生との交流は楽しみのひとつです。
<母親>
「普通の子育て支援センターだとスタッフがいると思うんですけど、今回は学生さんだから、また違った遊び方や刺激がもらえるのかなと思って」
<母親>
「学生さんと関わる時間はいろいろなところでそんなにないので、居て一緒に遊んでいただけたら私もありがたい」
静岡市の「子育て支援センター東豊田」が閉所することが決まり、新たな場所として大学が候補に挙がりました。2025年1月、市と大学が連携協定を結び、大学側が設置場所を無償で貸し出すこととなりました。
<静岡市子ども未来課子育て支援推進係 鈴木萌主事>
「大学の施設の利用という面でも、保育室だけではなく、図書館の一般の方の利用もできるということで、絵本の貸し出しなども使って、大学の中にある施設を利用するという強みも活かして運営していきたいと考えています」
<静岡英和学院大学 永山ルツ子学長>
「いろいろ、子育て大変だと思うので、そういう時に気軽に使っていただきたい。本学の教員、心理や保育、食育の専門の教員がおりますので、そういうところに相談していただきたい」
「地域子育て支援センター英和」は平日の午前9時30分から利用することができます。
 
   
  













