アメリカ政府が、同盟国の韓国を核不拡散などの観点で注意が必要な「センシティブ国」に指定したと、ロイター通信が報じました。
ロイター通信は、17日までに、アメリカで核兵器の管理を担うエネルギー省の報道官が、韓国を国家安全保障や核不拡散などの観点で注意が必要な「センシティブ国」に指定したと明らかにしたと報道しました。
バイデン政権がトランプ政権発足直前の今年1月に指定したもので、「センシティブ国」には、中国、ロシア、北朝鮮などが含まれているということです。
北朝鮮の脅威を受け、韓国で核武装論が高まっていることが背景にあるとみられます。
エネルギー省の報道官は指定の理由を示さなかったものの、科学や技術分野での米韓両国の協力が規制されることはないと説明したということです。
韓国外務省は、「両国間の科学技術協力に否定的な影響が及ばないよう積極的に交渉していく」とのコメントを発表しています。
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