東北新幹線では6日、走行中の「はやぶさ・こまち21号」で連結が外れるトラブルがありました。これを受けJR東日本では、これまで秋田新幹線「こまち」と山形新幹線「つばさ」との連結運転を見合わせていました。12日の試験運転で異常が確認されなかったため、14日から順次、連結運転を再開させました。

JR東日本は、「何らかの電気的な異常が発生したものと考えている」として原因が判明し解決するまでの間、運転室の機器に固定金具を取りつけて車両を連結させることにしています。

JR東日本によりますと、15日の始発から東京と秋田方面や東京と山形方面を結ぶ直通運転が通常のダイヤに戻る予定です。東北新幹線は、2024年9月にも古川駅と仙台駅の間で走行中に連結が外れて分離し緊急停車しています。国の運輸安全委員会は、今回のトラブルを「鉄道重大インシデント」と認定し1年以内をめどに原因を究明し、報告書を国土交通大臣に提出する方針です。