鹿児島市で14日朝、鹿児島市電と軽乗用車が接触する事故がありました。市電の前を横切り右折する車との事故が頻発しているとして、鹿児島市交通局は注意を呼びかけています。

鹿児島市交通局によりますと、14日午前8時前、鹿児島市の滑川交差点で、市電と、軌道敷を横切り右折しようとした軽乗用車が接触する事故がありました。市電の乗客4人と運転士、それに軽乗用車の運転手にけがはありませんでした。

市内では、市電と右折する車との接触事故が増加していて、今年度は1月末までに28件と、昨年度をすでに5件上回っています。

市電はレールと車輪が鉄製で摩擦が少ないため、車と比べて制動距離が3倍以上長く、停止するまでに時間と距離がかかります。

鹿児島市交通局は、接触事故を防ぐため、右折する際は軌道敷手前で停止し、対向していたり右後方から接近したりする市電に注意して右折するようドライバーに呼びかけています。