「また有能な先生が退職…この連鎖、早く止めてください!!」

「休日は休みたい。ただそれだけ。それって贅沢ですか?」

今月那覇市で開催されたイベント「先生たちのSOS」。教員たちの悲痛な声が100枚以上のパネルで展示されています。

▼沖縄の教職員の働き方を考える会 波照間千夏 代表「何が全国ワーストなのっていうところなんですけど、病気でお休みなさっている先生が全国でワースト。沖縄県一番ヤバいんだな、沖縄県の先生たち一番追い込まれているんだなってところが伝わってくれたらなって」

沖縄の教職員の働き方を考える会 波照間千夏 代表


イベントを企画したのは「沖縄の教職員の働き方を考える会」。教員たちの過酷な労働環境を知ってほしいと2021年に結成しました。SNSなどを通じて1週間余りで集まったメッセージは100件以上です。

▼沖縄の教職員の働き方を考える会 波照間千夏 代表「やることが多すぎて。とにかくお金をかけないよね、教育に。すごく現場で苦しく感じています。午前8時15分以前は給料出ないんですけど、時間外なんですけど『善意でお願いします』って。何?“善意”でって、みたいな。ショックだったのはこれですね。離職覚悟、その前夜。毎日そういう状態」

会の設立理由は――?
▼沖縄の教職員の働き方を考える会 波照間千夏 代表「私が働き続けられるか不安になったからです。育休から復帰して子どもを抱えて教員をやることに初めて突入しました。私のライフステージとしてとんでもなく忙しかったんですよ。私はこれを続けていく自信が無いと思ったし。復帰する時に部活を断ったんですよ、もうとってもこれが大きくて。部活をみない先生は信じられないものを見る目で、今まで多くの学校でそのまなざしにさらされながらやってきたと思います」