アメリカの元駐日大使で、日本への厳しい要求から「ミスター外圧」とも呼ばれたマイケル・アマコスト氏が今月8日に亡くなりました。87歳でした。

外交官出身のアマコスト氏は国務次官などを経て、1989年にブッシュ政権の駐日大使に就任しました。

1991年の湾岸戦争の際に日本に自衛隊の派遣を要請したほか、日米貿易摩擦が激化する中、コメの市場開放などの規制緩和を強く求めたことから、「ミスター外圧」とも呼ばれました。

大使退任後はアメリカのシンクタンク、ブルッキングス研究所の所長などを歴任し、2007年には旭日大綬章を受章しています。